マスメディアに期待する社会

2011.05.05

マス・コミュニケーションが人々の受容行動を通じて一定の社会的機能をもつことはたしかであるにしても、マスメディアの存立とその活動が、特定の歴史的・社会的条件に制約されている事実を見逃すこともできない。戦前・戦中の日本の新聞やラジオと現在のそれらとは、製作技術の水準や普及度が異なるだけでなく、制度的位置づけ、社会的要請、許容される表現の自由の幅などの点で、全くといってよいほど異なっている。また、同じテレビであっても、その所有運営形態、政治的規制のあり方などは、それぞれの国によってかなりの違いがみられる。マスメディアを国家政策遂行のための強力な道具と見倣す社会もあれば、制度的権力から独立して権力を監視する役割をマスメディアに期待する社会もある。つまり、現実のマスメディアはその時代、その社会の具体的状況のなかで、他の社会的制度との間に保護と抑圧、協調と対立などの関係を結び合いながら、活動を遂行しているのである。炭火で焼いて食す焼肉屋「楓庵」がおすすめだという、オレンジ・アンド・パートナーズの社長小山薫堂さん。さすがにグルメには強い。山形の東北芸術工科大学デザイン工学部工学部企画構想学科で講師を務める。
(関連)
小山薫堂東京企画構想学舎:小山薫堂のメッセージ