体験型のインタラクティブ作品を生む

2011.07.14

LED照明を使ったインタラクティブアートも、年を追うごとに増えている。次々に新しい仕かけを取り入れ、ユニークな表現を生み出している。M氏の作品群には、アーティストやエンジニアとの協働が多く、それがさらなる表現の広がりを生む。「自分がすべての技術をもっている必要はありません。作品に必要な技術、興味のある技術をもつ人がいたら、素直に「一緒にやろうよ」と声を掛けますね」07年、福岡の北九州イノベーションギャラリーにおけるオープン記念展覧会に出品した「SONICFloor(ソニックフロア)」は、アンカーズラボのI氏がデバイス製作などを担ったコラボレーション作品だ。展覧会のテーマである「遊びのイノベーション」をキーワードに、日常生活で無意識に起こるような、ふとした行動を遊びに変えている。「傘の先を歩道の凹凸にあてながら歩いていると、面白いリズムになることがあるでしょう?アクリル製の床に加速度センサーをつけ、スティックの先があたった振動で、光と音が生じるようにしました」。「Miucosmetics(ミウコスメティクス)」の発表会では、この加速度センサーをシンクロナイズドスイミングのボールに内蔵し、プールの周囲に置かれたLEDの光を制御できるようにした。同様の操作性を備えるのが任天堂のゲーム機「リモコンだが、その出現に先んじて実現していた。