小間割り間取りは諸悪の元凶

2011.12.30

和室は引き違いの襖から出入りするもの、と誰もが思っているので、少なくとも三尺(約九〇cm)幅、二方向に出入り口があれば、両方で一間、部屋の外の室内に開け放しすることができます。しかし洋間の場合はどうでしょう。出入り口がドア一枚ということが多いはずです。ドアというのは閉まっているのが常態なので、洋間はすこぶる閉鎖的な部屋になります。今の家はこんな造りの部屋の集積になっていて洋間の方が多くなっているので、家の中の空間はこまぎれ状態に分割されてしまっています。

(参考情報)
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さして広くもできない家全体の面積を、ほしいと思う部屋数で割れば、ひと部屋の面積は小さくならざるをえません。家が小部屋の集積になっているという意味で、これを小間割り間取りと呼ぶことにしています。小間割り間取りの家で部屋が閉鎖的だとしたら、住んでいると狭いと思うようになります。人間は複数の部屋に同時にいることは不可能なので、部屋のすべてが六畳だったら、いかに大きな家であれ、住んでみての広さは六畳以上には決してなりません。