3Rを「国民運動」として広げようとしているのが、「3R活動推進フォーラム」という組織だ。フォーラムの事務局は、廃棄物研究財団に置かれている。廃棄物研究財団は、旧厚生省が、ごみ部局のOBを天下りさせて作り、いまは環境省が所管している。フォーラムの会長は、前東大総長。副会長は、杉戸大作研究財団理事長。専任理事も廃棄物財団の専務理事が就任している。あとの理事は、愛知県知事、農水省から天下りした財団法人の理事長、廃棄物学会会長、全国町村会の会長が並ぶ。実際、このフォーラムの仕事はあまりない。年1回の3R推進全国大会がメインイベントで、各県持ち回りで開催し、環境大臣と知事のあいさつのあと、3Rのポスターの表彰式、会長の講演、小学生が「3R推進」を決意表明。もちろん、主催の県は動員がかかるから、会場は毎年、自治体の職員で埋まる。もともと、3Rフォーラムは、「ごみ減量化推進国民会議」という名前だった。それがその後、「ごみゼロパートナーシップ会議」に変更、さらに3年後に「3R活動推進フォーラム」に変わった。が、やっていることはほとんど一緒。政府は、この3Rの取り組みを海外に普及させ、日本の経験を伝えたいという。経験や技術を伝えるのは大賛成だが、税金のムダ使いや天下りを推奨してもらいたくはない。