〈集団〉はまず、連邦判事に認証されることが必要だ。判事は集団訴訟扱いにすることが問題を公正に効率よく解決する最良の方法だと判断したならば、その後〈集団〉を認証するのみならず、〈集団〉の代表者を一人選ぶ。代表者はその名において〈集団〉の他のメンバーを代表して訴訟を起こす。判事はさらにその〈集団〉を弁護する複数の首席弁護人を選び、彼らへの報酬額を承認する。共同方式の訴訟では、専門家を雇って裁判前に行う徹底的な調査を保証するのに十分な額まで、賭け金はつり上がる。原告弁護上は、本質的な意味で、裁判というプロセスに投資する投資家になるわけだ。集団訴訟の弁護士報酬額はきわめて大きいので、弁護士達は競って集団訴訟を起こそうとする。例えば、ノーブランドのメーカーであるフィズ・エアスト社(WyethーAyerst)に対して、すでに46件もの集団訴訟が起こされている。ここでもまた裁判における宝くじ的な側面が見られる。ほとんどの集団訴訟は認証されないが、弁護士がキャリアを作るのには1件の集団訴訟で十分だ。集団訴訟は、その〈集団〉が認証される前か後に、裁判外で和解するかもしれない。〈集団〉が認証されたのちに、原告、被告双方の弁護士が和解に同意する場合は、判事はそれが基本的に公平かどうか判断してから、〈集団〉のメンバーに正式聴聞会を通知し、その席で彼らが和解に賛成か反対かの議論ができるようにする。その後、判事が和解を承認するか不承認であるかを決める。
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