ドイツの公共機関は、一九七八年に「ブルーエンジェル」というマークを認定しました。ブルーエンジェルは、生産段階から厳しい環境規制のチェックを受け、その商品が廃棄物になっても環境に負荷を与えにくいというものだけに付けることができる環境マークです。つや紙には、ブルーエンジェルマークは付きません。ドイツの公共機関はこの制度が始まったときから、つまり二二年前から、国民にお手本を示すためにつや紙を使っていません。また、教科書もノートもコピー用紙も、再生紙一〇〇%、白色度五〇〜六〇%のものを率先して使っています。日本の企業の「環境機器の紹介カタログ」は、ピカピカのつや紙が使われている場合がまだ多く、環境問題の解決に取り組んでいますという企業のパンフレットも同様です。いっていることと行動がまるで違うと思ってしまうのも、当然のことでしょう。